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日本人の旅行願望に応える目的地

 日本人が旅行に求めるものは、ここ数年、まったく変わっていません。美食快適気分転換です。短い休暇の中で、どれだけリフレッシュできるか。だから、今でも主要な市場は国内に集中しています。
 確かに手近な温泉にでも出かけて、のんびり過ごすのもいいでしょう。しかしそれでは満たされない何かがあります。やはりというか、刺激が足りないのです。
 だいたいからして、山の中の温泉旅館に行っても、夜に出される食事が刺身だったりします。海沿いの旅館ならいざ知らず、これ、スーパーの冷凍モノとどう違うんだろう……なんて考え出したら、もうそこは日常です。

 おいしいものは食べたい。だけど、いつもと違うものじゃなきゃイヤ。
 非日常の空間で過ごしたくはある。だけど、安全じゃなかったり不潔だったりするのはイヤ。
 遠くには行きたい。だけど、長時間、飛行機の中で座りっぱなしはイヤ

 そんなワガママを解決する方法があるのでしょうか?
 ないでもありません。

 そこで韓国旅行、というわけです。

韓国旅行という安心

 旅行先としての韓国の長所は、いくつもあります。

 まず、治安がいいという点です。
 よっぽど変なことをしない限り、犯罪に巻き込まれる可能性はほぼないといえるでしょう。もちろん、どの世界にも悪いことをする人はいますし、どんな事故が起きないともわかりませんが、世界的に見ても、韓国の治安は非常に良い部類に入ります。

都市部は発展していて、安全で清潔

 衛生面でも、問題ありません。
 海外旅行となると、国によっては、この辺が本当にひどい場合があります。水道水が不潔すぎて歯磨きにも使えない、と思ってミネラルウォーターを買って生活用水に使ってみたら、実はそれもその辺の水をボトルに詰め直しただけだった、で、気付いたら38℃の高熱で倒れる、みたいな(体験談)……
 韓国旅行で、こうした目に遭う可能性は、まず考えられません。もちろん、生モノが危険だったりすることはありますが、それは日本でも同じです。

 お金のやり取りも難しくありません。
 チップの習慣がないので、余計な気を使わずに済みますし、売られているものの多くは定価販売で、面倒な値切り交渉もしなくていいのです。逆を言うと、極端な値下げ交渉もできないのですが。

チップも値切りも不要

 日本から至近距離にあるというところも長所です。
 羽田、または成田から飛んだ場合、仁川国際空港までたったの二時間半です。下関から船で行った場合でも、翌朝には釜山に到着しています。くたびれることなく旅を楽しむことができるのです。時差ボケの心配もありません。

 国内の交通手段も、非常によく整備されています。
 鉄道の整備が進んでいるので、都市間の移動にストレスを感じることはないでしょう。

 このように、旅の楽しみを台無しにするリスクが非常に小さい点は見逃せません。
 では、韓国にはどんな楽しみがあるのでしょうか?

韓国の魅力

 なんといっても外せないのは、です。
 対馬海峡を挟んだ向こうというだけで、何の珍しいものがあるものか、韓国料理店なんか日本にだっていくらでもある……
 そう思ってはいませんか?

慶州では朝から辛い純豆腐(スンドゥブ)が出てきた……

 日本人の味覚と韓国人のとでは、微妙な違いがあるようです。行っていろいろ食べてみれば、日本の韓国料理店の多くは、あくまで日本風にアレンジされたものだとわかることでしょう。
 一つ、前もって言えるのは、あちらのものは、何でも「甘い」ということです。もちろん、辛いものもたくさんありますが、基本的には、良くも悪くも甘口の世界なのです。

 中国のすぐお隣ということもあって、歴史も長く、遺跡もいろいろ残されています。
 日本のテレビ局が安く韓国ドラマの放映権を買って、それを日中の時間枠に押し込んだおかげか、日本人なのにやたらと韓国の歴史に詳しい方がいたりしますが……李朝時代のものはもちろんのこと、新羅百済の頃の遺跡もあります。
 韓国は日本に近いこともあり、その歴史は日本史とも切り離せないものがあります。その意味で、学ぶ価値は充分にあることでしょう。

言わずと知れた、仏国寺(プルグッサ)

 景勝地もあります。
 残念ながら、朝鮮半島一の絶景を誇る金剛山は北朝鮮の領内ですが、雪岳山も捨てたものではありません。また、済州島は、雄大な自然を楽しむ格好の観光ポイントです。しかも航空便も充実しているので、アクセスも容易です。

雪岳山の雄大な景色

 手軽に楽しめる海外
 だからといって、見所が少ないということもありません。

 もしまだ訪れたことがないのなら、一度目にしてみてはいかがでしょうか?

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